瑠璃光院 白蓮華堂

『お盆』

2015-07-08

7月に入り、梅雨明けもいよいよ近くなってまいりました。

来週は盆入りですね。

お盆は旧暦7月15日を中心に行われてきた、

祖先の霊(祖霊)をお迎えして、もてなし、お送りする行事です。

 

「盆」は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の略で、インドから中国

を経て飛鳥時代に日本に伝わったものです。

これが日本古来の「魂祭り(たままつり)」の風習と合わさって、

祖先の精霊を迎えるお盆の行事になりました。

 

地方や家庭によって迎え方は様々です。

関東から近畿の都市部では新暦に合わせ7月に、

その他の地方では月遅れの8月、または旧暦で行うところが多いようです。

 

お盆のお供えのお花として最もポピュラーなのは菊の花ですが、他にお盆

のお供えとして使われるお花にリンドウがあります。

菊を始めとする仏花は基本的に白・黄・赤系統のものが多いため、

リンドウの青色はアクセントとして全体を引き立てる効果があるので、

お供えのメインとして利用するのではなく、あくまでも引き立て役として

仏花に加えてあげると良いそうです。

 

真っ青なものよりは薄青や青紫のものを使うとより全体を綺麗に見せる

事がでます。

 

リンドウ以外ではキキョウなども同じ様にお供えできます。

まだまだ雨の日は続きそうですが是非、

白蓮華堂へ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

皆様のご来院をお待ちしております。