瑠璃光院 白蓮華堂

思い・願い

今ここに生きる人々にこそ必要とされる仏教寺院を

1300万人が住む巨大都市東京、その中ほどに、ささやかな仏教寺院が誕生しました。一日の乗降者が330万人という新宿駅のすぐそばで、産声を上げました。
私たちはここを仏教寺院本来の姿を示す場所として、皆さまにご理解いただき、ご活用いただきたいと願っています。それはこの街で生活する方々が、気軽に立ち寄り、さまざまな行事やイベントに集い、なにがしかの心の充足を得ていただけるスペース、広く仏教全般に関心を持っていただき、よりうるおいのある日常をめざしていただく拠点としての機能を果たしたいと思います。
それは一昔前の仏教寺院が担っていた役割を、今一度取り戻す試みであるとも言えるかもしれません。

広く文化芸術を発信する仏教寺院を

2500年前に誕生した仏教は、インドからシルクロードのオアシス国家、中国、朝鮮半島を経て日本に伝わりました。伝播にともない各所で仏教文化が花開き見事な遺産を残してきました。
白蓮華堂には敦煌の壁画をはじめ、仏教文化の象徴とも言うべき文化財を数多く所蔵しています。仏教東漸の果て日本において、それらがここに集った経緯に思いを深くし、皆さまにもご鑑賞いただく機会を持っていただこうと思っています。
同時にここから新たな文化、芸術を発信する営みをあわせて進めてまいります。講演会、コンサート、もちろん文化財の鑑賞会など、今後多彩な内容をお知らせしていきます。
お気軽にご参加いただき、ご理解を深めていただきましたら幸いです。