瑠璃光院 白蓮華堂

2016年01月27日

「リュウノヒゲ」とは、植物の名前です。名前は葉っぱの形に由来しています。

細く伸びた葉っぱが、「ヒゲ(髭)」に見立てられ、

人の髭より長く太いので、リュウノヒゲ(龍の髭)」という和名がつきました。

季節を問わず、緑の葉っぱを茂らせている様子から、

「変わらぬ想い」「不変の心」という花言葉がついています。

夏になると白く可愛らしい花を咲かせ、冬になると丸い実を付けます。

その実の色が、なんと綺麗な瑠璃色をしているのです!

白蓮華堂の如来堂の鏡板と同じ色をしているというのが、印象的です。

光沢のある瑠璃色で、とても美しいので、じぃっと見入ってしまいます。

その実の中には白い玉(種子)が入っていて、それを床に投げるとよく弾み、

まるでスーパーボールのようだそうです。一度試してみたい気がします。

この「リュウノヒゲ」のことを教えてくださったのは、白蓮華堂の副ご住職です。

毎日曜に行っている日曜礼拝では、いろんなお話しをしてくださいます。

みなさま、お気軽に白蓮華にお越しください。

ご来院、心よりお待ちいたしております。

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2016年01月25日

和算のひかり

本師曇鸞ほんしどんらん和尚かしょう

菩提流支ぼだいるしのおしえにて

仙せん経きょうながく焼き捨ててやす

浄土じょうどにふかく帰せきしめき・・・・親鸞聖人

(高僧和讃曇鸞大師讃)

 

【七高僧第三祖曇鸞大師の生涯】

七高僧の第三祖は曇鸞大師と申します。

親鸞聖人は曇鸞大師の人生の歩みに独特の関心と感銘をおもちであったようにおもわれます。

曇鸞大師は紀元四七六年に生まれ、五四二年に亡くなられました。年は六十七歳です。

日本でいうと聖徳太子の出られる少し前ぐらいになります。

中国の雁門、今の山西省太原当たりの出身です。近くの霊地五台山で出家されました。

仏教はじめ多くの書物を学ばれたので、後に四論の始祖と仰がれるようになりました。

しかし、病にかかり、まず長生きの法を見つけねばと考え、

時の道教の権威であった陶弘景から不老長寿の法を学んで、

仙経十巻を授けられました。喜ばれた大師はその帰途、

洛陽で菩提流支にであったので

「仏教の中に、道教で説くよりも立派な不老長寿の法はあるのか」と尋ねましたところ、

菩提流支は大地に唾を吐いて、その愚かさを笑い

「そんな仙経が何になるか、永遠のいのちを身に着けるのはこのお経ですよ」といって、

『観無量寿経』一巻を曇鸞大師に授け、長生不死の法は仏教に勝るものはないということを力説されました。

菩提流支の教えに深く感ずることのあった大師は、

せっかく持ち帰った仙経を焼き捨てて、く浄土の教えに帰依されたのでした。

それからの大師は、道教はもちろんのこと自力の修行の仏道をすべて全て捨てて、

浄土の教えを明らかにすることに精進しました。

『南無阿弥陀仏と称えることで、阿弥陀仏の本願力によって誰でも浄土に往生できる教え』。

それは『無量寿経』第十八願の教えです。     

南無阿弥陀仏・・・・・合掌

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2016年01月20日

暦の上では、一年の内で最も寒いと言われる大寒。

大寒の頃といえば、凍り豆腐、味噌、酒といった

寒さを利用する食べ物を仕込む時期。

昔は「大寒の水は腐らない」と言い、

この日に仕込んだ食べ物も腐らないとされたそうです。

きっとこの時期の寒さ故なのでしょうね。
さて、2016年の大寒は、1月21日です。

今年は大寒を前にして、日本全国で大雪となり

交通機関の乱れ等、多くの方の生活に影響がありました。

また、実際の統計からすると、これから2月の初めが

一年の内で最も寒い時期にあたるとのこと。

雪の予報も続いておりますし、

暖かくなるには、もう少し間がありそうです。

どうぞお体を冷やされませんよう、

温かい食べ物や厚手のお召し物で

お元気にお過ごしくださいませ。

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