瑠璃光院 白蓮華堂

2015年06月24日

梅雨に濡れた木々の緑がいっそう深みを増しています。

どんよりとした曇り空が続きますが、木々はすくすくと育ち、可愛らしい実をつける時期です。

 

瑠璃光院の院内には、真っ赤な「すぐり」が実っています。

酸味が強く、ジャムなどにすると美味しいようです。

 

すぐりの花言葉は「新しい経験」「幸福の訪れ」「好奇心・期待感」です。

まさに、6月にぴったりな言葉ですね。6月といえば、ジューンブライド。

 

こちら、新宿瑠璃光院では、5階如来堂で仏前式をあげることができます。

新宿駅からすぐのこの場所で、阿弥陀様に見守られながらの式、まさに「新しい経験」と「幸福の訪れ」ですね。

皆様の幸福の訪れを願いながら、ご来院をお待ちしております。

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2015年06月17日

薔薇の花が咲き誇る季節です。

先日、薔薇の庭園へ行き、たくさんの種類を楽しみました。

薔薇は夏の季語ですが、長春花ともいいます。

春を過ぎてもたくさんの種類の薔薇が次々と開花していき、

花の盛りを長く楽しめるからでしょうか。

 

仏花では、棘のある薔薇は使われません。

仏前や墓前の荘厳としてのお花は、仏様にお供えしているものではなく、

極楽浄土に咲く花を、そして仏様の慈悲を表しているものです。

 

わたくしどもの墓前でも、薔薇は活けませんが、故人様の思い出のお花でしたら

どうぞお持ちください。

 

先日、ある方が、ご自身で通われているお花教室の花材を持ってきてくださいました。

思い出のお花、一輪でも、墓前での語らいが一層深いものになりますね。

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2015年06月10日

6月に入り、雨の気配が色濃くなってきました。

 

平年の関東近郊の梅雨入りは6月5日前後。1日のうちの空模様の変化も早く、かばんには折りたたみ傘が欠かせません。

この季節の長雨を『つゆ』『ばいう』と呼びますが、元々は『ばいう』で中国から伝わってきた言葉だそうです。

梅の実が熟す頃の雨という説と、長雨でカビが生えるので『黴雨』(ばいう)と言っていたものが、

後に梅という字に改められたという説があります。

『つゆ』という呼び名は日本で江戸時代につけられたもので、雨の露から連想したという説や、

梅の実が熟し潰れる季節なので『潰ゆ(ついゆ)』と関連付けたなど諸説あります。

語源の説にある通り、じめじめとしてカビも生えやすく、あまり日本では好まれていない梅雨ですが、

『日本の梅雨には風情がある』と、海外ではその雨の景観を好む人も多いそう。

露に濡れる紫陽花や青く実る梅の実、色とりどりの傘の群れ。

煩わしさにばかり目を向けず、雨の風情を楽しめる心のゆとりを持って日々を過ごしていきたいですね。

 

新宿瑠璃光院には空の間という座禅をしていただける空間がございます。近々、お昼の休み時間を利用していただき、近隣お勤めされている方々に坐禅体験と薬膳粥を召し上がっていただく企画を予定しております。

ほんのひととき新宿の喧騒を離れ、ゆとりある心のために静かに自分と向き合う時間にしていただければと思っております。

 

ぜひご利用くださいませ。

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