瑠璃光院 白蓮華堂

2015年12月07日

和讃のひかり

弥陀みだ成仏じょうぶつのこのかたは

いまに十劫じっこうをへたまへり

ほっしんこうりんきはもなく

盲冥もうみょうをてらすなり

浄土和讃 讃阿弥陀仏偈讃

 

一 曇鸞和尚

『親鸞和讃』の最初に出てくる和讃で、七高僧の三番目曇鸞和尚の

「讃阿弥陀仏偈」という仏教詩の内容を紹介した和讃。

曇鸞和尚は中国北魏時代(五、六世紀)の人。

幼いころから病弱で、「仏教を学ぶためには先ず長命でなければならない」と考え、

不老長寿の道を求めて仙人の修行をした。

長寿の法をマスターして故郷へ帰る途中、北インドから来た菩提流支という三蔵法師に遇って、

「長寿の法を身に着けても生死の輪廻を脱することは出来ない(さとりは開けない)」と諭され、

「観無量寿経」を与えられ、その場で仙経(仙術の虎の巻)を焼き捨てた。

「親鸞」の名前は、二番目の天親菩薩の「親」と三番目の曇鸞和尚の「鸞」といわれる。

 

二 和讃の意味

「阿弥陀如来が私たち衆生を救おうと長い間考え、修行を重ねて仏に成ってから、

もうすでに十劫(劫とは)という長い年月が経っている。

阿弥陀如来が皆を救うために放っている光明(慈悲と智慧の光)は限界がなく

いつまでもどこまでも照らし続けており、煩悩で眼が曇って正しくモノを見ることが

できなくなっている私たち(盲冥)を守って下さっている」。

 

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2015年12月04日

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新宿瑠璃光院白蓮華堂では毎月第三木曜日に「昼活~坐禅と薬膳粥の会~」を

開催しております。

この昼活はサラリーマンやOLの方々の午前中の疲れを癒し、午後からの活力を

養っていただくためにお昼休みの時間帯(11:30~14:00・時間内自由参加・所要時間40分)

開催しております。

毎回20人程度のご参加があり、ご好評をいただいております。

下記要綱で開催いたしますので、どうぞお気軽にご参加くださいませ。

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2015年12月02日

寒さもひとしお身にしみるころ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この時期は、街中のいたるところで煌くイルミネーションを見ることができて、

厳しい寒さの中でもその華やかさに心暖まるような気がします。

 

一説によると、世界最初のイルミネーションはエジソンが行ったそうです。

自身の発明品である白熱電球を使用したものだったそうですよ。

また日本では、1903年に大阪で開催された内国勧業博覧会で初めて登場したそうです。

 

新宿瑠璃光院の付近では、サザンテラスやミロードがイルミネーションで彩られています。

ご来寺された際に、足を運ばれるのもいいかもしれませんね。

 

寒い日が続きますが、風邪などひかないよう、あたたかくお過ごしください。

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