瑠璃光院 白蓮華堂

日曜仏教礼拝(10月4日・東先生)

2015-10-05

和讃のひかり

煩悩具足と信知して

本願力に乗ずれば

すなわち穢身(えしん)すてはてて

法性(ほっしょう)常楽(じょうらく)証せしむ

高僧和讃(善導大師)


※意訳

自身は煩悩を具足ぐそくした凡夫と信知して、

仏の本願力に乗託じょうたくすれば、

不浄なこの身を捨て果てるその時に、

涅槃常楽の徳をさとらせたまう。

※文意

煩悩具足の凡夫でも、仏の願力に乗じて

すみやかに往生の妙果を得ることを讃じたものである。

すなわち自分は煩悩がこびりついた

救いようのない凡夫であると自覚し、阿弥陀仏は

このようなものでも必ず救ってくださるので、

涅槃常楽の悟りを聞かせてもらうのである。

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