瑠璃光院 白蓮華堂

日曜仏教礼拝(1月10日・東先生)

2016-01-11

和讃のひかり

信心よろこぶそのひとを

如来ひとしとときたもう

大信心は仏性(ぶっしょう)なり

仏性すなわち如来なり

浄土和讃・諸経和讃

 

*意訳

仏法を聞いて信心を喜ぶ(歓喜する)人は、仏になることが決まっているので、

如来と等しと説かれます。この大信心(他力の信心)によって自己の仏性に気付くことから、

仏さまから頂いた大信心は仏性であり、仏性はすなわち如来なのです。

(仏さまからそっくり頂いた他力回向の大信心は、人の心に宿るものだけれども、

そのまま仏さまの性格をもつものであり、本質は仏なのです。)

 

*文意

真実の信心をえてよろこぶひとは、如来と等しいものだと説かれています。

その他力の信心は、やがて仏性をひらく正因(仏縁)でもあるから、

信心をそのまま仏性といい、仏性をそのまま如来というのです。

DSCF6957.JPG