瑠璃光院 白蓮華堂

『夏の土用』

2015-08-05

一年には春夏秋冬、四つの土用の時期があります。

古代中国の五行思想に基づいて、四季にもそれぞれ

もく土金どごんすいを当てはめてみたところ、春=木、夏=火、

秋=金、冬=水で、土が余ってしまいました。

そこで季節の変わり目に約十八日間ずつ、土の季節を

設けることにしました。それが土用です。夏の土用は、

秋のはじまりである立秋の直前の約十八日間です。

 

土用の丑の日に鰻を食べるならわしは、江戸時代に

広まったといわれます。夏にうなぎが売れず困っていた

うなぎ屋が、江戸の学者・平賀源内に相談したところ、

源内は「本日土用の丑の日」と店に貼り紙をするようアドバイス。

この貼り紙のおかげでうなぎ屋は大繁盛。土用の丑の日は

「う」がつく食べ物を食べると夏バテしない、といってお客様が殺到したそうです。

 

年によっては、夏の土用の期間に丑の日が二回あり、

二回目の丑の日を二の丑といいます。ちなみに今年の

二の丑は、本日8月5日です!土用の丑の日にゆったりと

お風呂につかると、病気をしないといいます。今日は鰻を

食べてスタミナをつけ、クーラーで冷えた体をあたためて、

夏の疲れから体をいたわってみてはいかがでしょうか。

連日暑い日が続いておりますので、お気を付けてお越しください。

ご来院、お待ちいたしております。

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